Genta Ishizuka, Urushi Lacquering

@KCUA 1 (1F)

ishizuka1.jpg

感触の表裏 #30

2023

漆、発泡スチロール球、2wayトリコット

乾漆技法

@KCUA 2 (2F)

撮影:来田猛
画像提供:アートコートギャラリー

撮影:来田猛 画像提供:アートコートギャラリー

Stellar Dance

2023

漆、ワッシャー、カッターの刃、縫い針、釣り針、ホチキス、合板、その他

今回出品する作品は平面と立体の2種類あります。 平面の作品の「Stellar Dance」は漆の古典技法である螺鈿細工や切金などに使われる貝や金属板を、カッターナイフの刃やホチキスといった日常品に置き換え制作しています。それら規格製品を家紋や宝尽くしといった文様をモチーフに法則的に並べ構成しています。漆黒のつやの中に浮かび上がる金属片に宇宙的なイメージやこちらと向こう側といった境界の意識を誘発できればと思います。 立体作品の「感触の表裏#30」は、伸縮性の布でできた袋の中に発泡スチロールの球体を詰め込んで原型を作っています。そこに生まれた表情を漆の乾漆技法を使い仕上げています。必然を持って生まれた形に、偶然を伴い塗り重ねられた漆のつやに揺らぎのような有機的な表情を生み出しています。また身体が皮膚で覆われているように、作品全体が一枚の漆の皮膜で覆われています。そこに身体を伴うイメージが投影できるのではないかと考えています。

石塚源太

1982年京都府生まれ、京都府在住。美術家。漆が生み出す皮膜に、境界や身体的な意識を投影しながら作品を制作する。木の樹液である漆に然るべき形を模索し、人の振る舞いと漆のあいだで新たな場や関係を生み出そうとしている。主な発表に「工芸、ここが素敵!」(京都文化博物館/2022)、「根の力 THE POWER OF ORIGIN」(大阪日本民芸館/2021)、「ロエベファンデーションクラフトプライズ」大賞受賞(草月会館/東京/2019)、個展「多相皮膜」(アートコートギャラリー/大阪/2019)、「Hard Bodies」(ミネアポリス美術館/米国/2017)など。

https://www.instagram.com/genta_ishizuka/